エリーゼ(機構関連 K)


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2025年10月31日
キャニスターの代用は ?

       一度も交換していないキャニスター。 ガソリンキャップからは、始終ガソリン臭がしている。

       キャニスターの点検法が有る。

       @ 暖機運転後エンジン停止。15分後に燃料タンクキャップを開けて、ガソリンタンク内を大気圧にする。
       A キャップを締めた後エンジンを掛け、アイドリングを1分程行い、エンジンを停止。
       B 燃料タンクのキャップを再び開けた時の吸引音の有無を確認する。
       C 「シュー」といった吸引音がある場合は、キャニスターが目詰まりを起こしている。

       実際にやってみると、ビンゴ ! ( 嬉しくはないが


       キャニスターは未だ入手可能だが、価格が高い。 キャニスターの機能を付ければ良いので、安く汎用出来そうな
       VW系の物を流用出来ないかと考えた。機構的にキャニスターに、パージバルブ(電磁バルブ)を付ければ良い。





       パージバルブは、VWの物が余っている。





       さて問題は、ナイロンチューブの処理をどうするかだ。現状のキャニスターを交換する際にも問題となる。
       現状は、ナイロンチューブがキャニスター側のパイプと、熱圧着されている。これは、やはり切断するしかないだろうな。





       切断したナイロンチューブと繋ぐには、耐ガソリン用のチューブを咬ませるしか無さそうだ。ただ、ナイロンチューブを
       ホースバンドで、そのまま締め上げて良いのか? チューブ内にスチール管を入れ込む必要が有るか?
       そこで、マニホールドにリターンするパイプ部を見てみと、何の処理もしていない。 大して圧が掛からないので
       これで良いのか。






       後は、キャニスターの固定法だが、現状は上から差し込む形式。


キャニスター側                      ボディ側
 


       ボディ側の取付台に合わせて、加工する必要が有る。( 下が、VWのキャニスター






 





       板厚 1〜1.5mmのアルミ板で加工するか。


       と、その前に ロールオーバーバルブ自体が気になる。給油口の近くに実装されているが、これでは意味がないのでは。
       車両が横転した時に、燃料が漏れ出ないようにする為の機能と、直接キャニスターに燃料が入らない様にする為の
       機能を併せ持つ物と思っていた。機構は、燃料液面が高い時、ケース内に有るフロートの浮力によりメインバルブと
       サブバルブが閉じ、液面が下がるとフロートが下がって、バルブは開く。

       上記意味が無いと思ったのは、燃料液面どころか可成り上に設置されているので、車体がひっくり返る様な状態に
       ならない限りバルブは閉じない。そして、普通は空きっぱなしとなっている筈。なので、ワンウェイバルブの機能は
       無いと考えて良さそうだ。確認する為に、パージ用のパイプに注射器を繋いで、負圧/正圧を掛けてみた。


https://youtu.be/Aj1PGNtxP6o


       負圧を掛けると、プウーと音がしているのが聞こえると思う。これは、ロールオーバーバルブ内のフロートが吸い上げ
       られて上るが、バルブが閉じ切っておらず、隙間を通過する空気で発生している音と思われる。確かめる為に吸い
       上げた気体の臭いをかぐと、燃料の臭いだ。
       しかし、負圧を掛けて漏れてしまうのは、問題だ。横転よりも圧が掛かっている筈。この部品、寿命だな。

       次に、正圧を掛けると、抵抗感は無く押せてしまう。フロートが下がって、燃料タンク内に戻って行く様だ。
       実際、タンク内で、シューと音がする。


       結論 : 全ての配管には、ワンウェイバルブは不要。


       最後に気になったのが、パージバルブの消費電流。 オリジナルを計測すると、500mA。
       一方、VWの物は、830mA と、約1.7倍。このバルブの制御は、ECUがしている。内部のTrでGND
       に落としてバルブを開くのだが、引ける電流の上限を調べる必要が有る。過去に解析しているので、資料を見てみよう。
       組み上げて見たのが、下。






           


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