エリーゼ(電子関連 J)


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2025年11月28日
持病のアイドルアップ再現 A

      やはり出る。マニュアルを読んでみると、IACV以外に無い。



      エンジンが通常のエンジン温度でアイドリングしているとき、アイドルエアコントロールバルブの位置は20〜40ステップの
      範囲内である必要があります。これにより、アイドルエアコントロールバルブは、あらゆる負荷と温度条件を補正するために
      さまざまな量のバイパスエアを供給できるようになります。この範囲外の場合、吸気マニホールドのエア漏れなどの機械的な
      故障が発生している可能性があります。
      「Lotus Check」スキャナーを使用すると、「IDLE HOTDBPOS」は、ECMが指定されたホットアイドル回転数を維持するために
      必要な位置として学習した、IACバルブの全閉(0)からのステップ数を示します。 「STEPS」は、ECMが前回のイグニッション
      スイッチオフ以降の移動ステップに基づいて計算したIACバルブの位置を示します。
      ECMはアイドリング回転数を継続的に監視しているため、この値は通常アイドリング中に変化します。

      イグニッションスイッチがオフになると、ECMはメインリレーを短時間通電状態に保ち、IACバルブをパワーダウン位置に駆動して
      次のエンジン始動に備えます。
      IACバルブの位置は、「Lotus Check」ツールを使用するか、イグニッションスイッチをオンにして移動させた状態で
      スロットルをゆっくりと全開に5回押し込むことでリセットできます。

      と、書かれている。



      OBDを繋げて、再確認する事にした。

      アイドルバルブ ポジションの状態を見る。 正常にアイドリングしている時でも、45で範囲外。

< 正常時 >



      アイドルアップ時は、54と大きく外れて、偏差も240と異常値。 上記の45は、ちょっとした事で下の異常状態に陥る。
      ちょっとした事とは、走行から停止時とか、停止時に チョンとアクセルを開けて戻した時だ。
      また、アイドルリセットをしても、アイドルアップしてしまう。

< 異常時 >



      そもそも、ポジションが 20〜40の範囲に入っていない事が問題なのだが、二次空気の介入は徹底的に潰したので
      考えにくい。IACVのバルブ位置が閉じる方向に動き切っていない( ストローク不足 )のか ?
      確かに、IACV全体を交換した事はない。交換しているのはバルブの方で、それも互換性の有るローバーに使用されている物。


      バルブを外して見る事にした。 バルブの表面をドライカーボンで加工していたので、当たり方が良く解る。
      撮影の都合上、180度毎になる。カーボンが剥げている様子を見ると、均一に当たってはいない。表面は当たっているが
      裏面は当たっていない状態で、ホールの中心とバルブの中心がズレた偏心状態だ。これでは、完全に閉じり切る事はない。
      バルブを組み入れる際、この偏心を生む様なガタは無いのだが ..... 製品の精度に因るのかね。


 


       まず、純正のバルブに交換し、リセット動作をした後、エンジンを始動する。グラフを見ると、偏差が良く動いている。
       暖機運転中なので、バルブが出たり引っ込んだりして、調整をしているのが解る。この時、ポジションは15と低く、一定値となっている。
       これは、変だ。 何故動かないのか ?





       暖機運転が終了して、液温80℃、アイドル安定状態で、アクセルを ちょっと開けて見る。すると、アイドルアップが継続した。
       下の各数値は、赤線の時間上のもの。 偏差は、アクセル開に反応して動いた後、243と異常な数値のまま。
       ところがポジションは、21と正常値 ??  これは、変だ。 且つ、アイドルリセットをしたにも係わらず
       アイドルアップの継続とは。その後アクセルを煽ろうが、アイドリングは正常に復帰しない。





       IACV自体の特性が、ECUの制御領域から余りに外れていた場合、アイドルリセットにも限界が有る様に思える。
       果たして、私が使っているOBDが示すポジションの数値と、マニュアルに書かれた数値は異なるのではないか?


       上記に、
       「IDLE HOTDBPOS」は、ECMが指定されたホットアイドル回転数を維持するために学習した、IACバルブの全閉(0)からの
       ステップ数を示します。
       とある。

       これが、大きく外れているのではないだろうか。 これを弄れれば  .....
       メニュー内に、idle decayの項目が有る。減衰調整の様だが、どのパラメータに影響するのだろうか。
       そもそも、減衰調整とは ? 何なのだ。





       そこで、クリックしながらパラメータの変化を見ると、idle hotdb が、クリック毎に1づつ変化して行った。
       まず、最初の状態(44)からインクリメントして行くと、不安定になって行く。次にデクリメントして行く。
       すると、40を切った辺りから変化が見られ、31でアイドルアップは収まった。





       何回アクセルを煽ろうが、アイドルアップの現象は起きなくなったし、アイドル復帰時間も短くなった。
       下は、3回アクセルを煽っているが、偏差、ポジション共に振れている。 これが、正常。







       結論 : アイドルリセットには限界がある。それを超えていた場合、OBDを使い調整しない限り正常状態に
            復帰しない。私が使うOBDの hotdbの項目が、マニュアルに書かれたポジションに当たる。
            そして、その数値の中間値 30程が、適正値となる。





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