エリーゼ(電子関連 J)


トップへ
戻る
前へ
次へ



2025年06月08日
GNDの肝

         GNDの肝を点検。 ここの接触次第で、電子系トラブルの発生頻度が決まり、 瞬発力にも差が出る。
         締結されていると言っても、経年変化で必ず抵抗値が上る事を忘れてはならない。

         例えば、TT購入後、エラーを頻発していた。エラーの出たセンサーをチェックするも正常。 エラーも毎回異なった所で出る始末。
         バッテリー マイナス端から繋がるシャーシアースのボルト締結を確かめたが、固く締結されていた。 しかし、エラー頻発の原因は
         GND以外にないと考え、ボルトを緩めて結合端を見ると、見事に酸化していた。 これを修全した後は、エラーは発生していない。
         当然の事ながら、エンジンの調子も、すこぶる良くなった。

         兎も角、電気の基準点が ふら付いたり、上昇していては、真面に動かなくなる事を肝に銘じるべき。

         エリのGNDポイントは、3箇所。 マニュアルには、その場所が示されているが、実際は微妙に違っている。 赤丸で示した所が実際の
         場所なのだが、ロータスの工場によって異なっているのかも知れない。

         この中で、最も気を付けなければならないのが、バッテリー マイナス端子からボディにアースされる所。 ここは、電流密度が一番高い。
         故に、ここに接触不良が有れば、即アウトとなる。 バッテリーの搭載位置を変えていなければ、下図の@の位置。
         私の場合、バッテリーをフロントから助手席後部に移設しているので、Aの位置となる。 次に電流密度が高いのが、下図のA。
         最後に、Bとなる。






         まず、最重要なAから見ていく。 下赤丸のポイントには、バッテリー マイナス端子からのケーブル( 白色 )が来ている。
         太い黒色のケーブルは、エンジンブロックから、 細く黒い2本は、ECU絡み。





          ここのボルトを外す。 ボルトのネジ部 & ワッシャー、 ステップドワッシャーの汚れ 酸化が酷い。





          紙やすり、ワイヤーブラシで汚れを落とした後、接点復活剤を吹いて置く。





          ケーブル端子の状態も悪い。 同様に処理。


 


           また、端子だけでは駄目。 ケーブルと端子が圧着されている部分にも、接点復活剤を吹き入れる。





           驚いたのが、下の結合部。 ボルトを取り外した直後の写真が、左。 ステップドワッシャーと接するボディの表面が粉をふいていた。
           この粉を拭き取って軽く紙やすりを当てたのが、右。 表面に凸凹が見えると思う。 指で触った感じでは、100μm程の凹凸。

           これは、エレクトロ マイグレーション。 LSIの世界では見掛けるが、マクロで見るのは初めてだ。 如何に電流密度が高いかが解る。
           ここは、表面を整えるしかない。


 



           次に、Bの部分( ECU 側 )を、チェックする。 まあ、ここも やり辛い所に有る。 一見、埃まみれではあるが、腐食は酷く無さそう。





          ボルトを外して見ると、ボディ側の表面は光り輝いていて問題は無し。 ただ、端子は下の様に酸化していた。 これも処理。






          最後に、@のフロント部。 ここは、左程腐食は無かった。 バッテリーを移設した分、電流密度が低い為だろう。
          ただ、HIDとか、その他オプション品のGNDを一点に纏め過ぎた。 ( 一点アースも考えもの





          ポイントを、2箇所に分けた。






           これで、GNDは完璧か。





トップへ
戻る
前へ
次へ