AUDI TT B


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2025年03月23日
暗電流


      エンジンを掛けようとキーを捻ると、スタータの弱々しい音、2秒後に始動した。これは、バッテリー電圧が下がって
      いる状態だ。2/21日に長距離乗った後、一度もエンジンを掛けていないが、一ヶ月しか経っていない。

      整備の為、ドア開閉時の照明ぐらいしか負荷は掛かっていない筈。 そして、セキュリティも掛けていない。
      なのに、電圧が降下している ?
      電圧を、テスターで計ると、12.3Vと正常範囲を示している  ..... しかし、セルの回り具合は明らかに
      電流不足を現わしていた。
      そこで、満充電をさせた後、エンジンを掛けてみると、多少愚図ったセルの音はするがエンジンは難なく始動した。
      ただ、以前のキーを捻ったら即、始動ではなく、1秒程セルが回ると言う状態。
      一ヶ月放置状態だったので、燃料も落ちていると言えば仕方がないが。

      気になったので、暗電流を計って見る事にした。因みに電流は、GND端子側で計った方が安定している。
      結果は、25(mA)。セキュリティが掛かっていない状態で、この値なら正常範囲。





      バッテリーは、最初から付いていた物を使用している。なので、新古は定かではない。





      このバッテリーの容量は、62Ah。 25(mA)の暗電流で、どれだけ持つかを計算すると

         62(Ah)/( 25(mA)×24(h)×30(日) ) = 3.4(月)

      3ヶ月は持つ計算となる。( バッテリーの自己放電は小さいので、計算には入れていない )



      さて、冒頭に12.3(V)のバッテリー電圧と記している。 電圧は有る、しかしセル回りが重いとなると ...
      セルが壊れかかっているとは思えないので、バッテリーの出力インピーダンスが上っているか、セルまでの配線で
      接触不良・配線劣化が起こっていると予想される。
      インピーダンス(抵抗)が上れば、バッテリーの出力端で電圧降下が生じる。流れる電流が多い程 顕著になる。
      セルモーターの駆動電流は、一瞬だが500(A)以上になる。仮に、セルが回っている時のセルに掛かっている電圧を
      11(V)とすると ..... 電圧降下は、12.3(V)−11(V)=1.3(V)
      500(A)流れると、その時の抵抗値は、1.3(V)/500(A)=2.6mΩとなる。

      バッテリーが劣化すれば、抵抗値が上り、セルが欲しい電流が流れなくなってしまう。これは、配線の接触抵抗/劣化も
      当てはまる。 まずは、配線のチェックから、これがOKなら、バッテリーとなる。
      まあ、短期間で配線回りの抵抗が変わる事は無いだろうから、バッテリーの劣化が原因だろう。






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