エリーゼ(電子関連 I)


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2024年11月26日
IACVの交換

           回転数がアイドリングに向かって下がって行く時、時々下がり切らず1000rpm辺りで数秒〜10秒程保持される現象が出る。
           これは、持病。 二次吸気、燃料系、点火系のトラブルでも無い。 ( 燃圧レギュレータ、インジェクタ、プラグ、ディスビ、失火は無しで正常 )
           アイドリングが高めで保持される事から、吸気量が多め、吸気圧が高め、スロットルが閉まり切っていない等により、燃料噴出量多め
           で制御されている事になるのだが。

           これらに係わるリセット( スロットル : 3回アクセルON/OFF、 IACV : 5回アクセルON/OFF )は、随時実施している。
           現象が起きた時、リセット直後でも、現象が出る事が有る。

           IACVの制御は、スロットル開度、吸気圧、温度センサーに因り、IACV内のシリンダーがストロークしてバルブ開度を決めている。
           現象が起きない時のアイドリング回転数は安定している事から、IACVの動作は正常と考えて良い筈。

           スロットル関連は、センサー出力、センサーに繋がるスロットル軸周りからの吸気等が一因となるが、いずれも正常。
           機構面では、スロットルも戻り切っているし、バタフライバルブ回りの隙間も無い。

           温度センサー関連の吸気温度は、燃調の補助だし、水温センサーはコールド時に噴射燃料の増、通常走行時の燃調、ファン駆動
           に使用され、いずれもセンサーの動きは遅い。 例えば、センサー出力が80℃から、いきなり20℃に下がり、その後80℃に復帰
           する様な出力は無い。なので、本現象との関連性は無い。

           となると、怪しいのは、吸気圧センサーとなるのか  .......



           吸気圧センサーの交換はしていないので、寿命と考えても良いかもしれない。 ただ、高価なので、よくよく調べてからだ。
           IACVを見てみると、かじりが有った。 バルブ側との当たり面との若干ながら隙間は有る。 しかし、これはバルブを閉める方向なので
           ( スロットルが開き始める状態 )本現象とは、相関無いと思う。 擦り合わせが悪い事自体、気持ちが悪いので、研磨して
           コーティングして置いた。
           今回は、この修理品ではなく、予備のIACVに交換した。 するとどうだろう、直ってしまった。( 一過性かも知れないが
           一過性でないのなら、IACV内のシリンダーの動きが、ECUが計算、出力したストローク量とズレが有った可能性が有る。
           しかし、フィードバック系なので、修正される筈なのだが、それが成されていない時が有る。

           例えば、ステッピングモーターの1Stepのストロークが荒い場合、正常 or −1stepで、ECUが後者を選べば、本現象に繋がる。





           念の為、OBDで動きを見てみた。 アクセルON/OFFで、正常に動いている様だ。






         < IACの仕様 >


         アイドル エア コントロール (IAC) バルブは、バルブのピントルが完全に伸びると、通路は最小アイドル速度で閉じられます。
         ECM が IAC ステッピング モーターにピントルを引き出すように指示すると、スロットルをバイパスする空気の量が徐々に増加します。

         冷間始動時には、バルブが開いて冷却水の温度に応じてアイドル速度が上昇。エンジンが通常の動作温度まで温まると徐々に低下。
         ECM は、アイドル時には点火時期を常に変化させます。エンジンに負荷がかかったり、エンジンから負荷が取り除かれたりした場合
         ECM はエンジン速度の変化を感知し、点火時期とバルブ位置の両方を使用してアイドル速度を制御します。
         エンジンが通常のエンジン温度でアイドリングしているとき、アイドル エア コントロール バルブの位置は 20 〜 40 ステップの範囲内
          (「Lotus Check」スキャナーで表示される) である必要があります。これにより、アイドル エア コントロール バルブは、あらゆる負荷と
         温度条件を補正するためのバイパス空気を供給できるようになります。この範囲外の場合は、吸気マニホールドの空気漏れなどの
         機械的な障害が発生している可能性があります。
         「Lotus Check」スキャナーを使用すると、「IDLE HOTDBPOS」は、ECM が指定されたホット アイドル速度を維持するために必要な位置
         として学習した、完全に閉じた (0) からの IAC バルブ ステップ数を示します。「STEPS」は、最後の点火スイッチ オフ以降に移動された
         ステップに基づいて ECM によって計算された IAC バルブの位置を示します。この値は通常、ECM がアイドル速度を継続的に監視する
         ため、アイドル中に変化します。
         イグニッションがオフになると、ECM はメイン リレーを短時間通電したままにし、IAC バルブをパワー ダウン位置に駆動して、次の
         エンジン始動に備えます。
         IAC バルブの位置は、「Lotus Check」ツールを使用してリセットするか、イグニッションをオンにして、スロットルをゆっくりと 5 回完全に
         押すことでリセットできます。


         < 補記 スロットルセンサー取付 >
         センサーをスロットル スピンドルに押し込み、反時計回りに回転させて固定穴を合わせ固定する。( オフセット調整



2024.11.29日 更新


         上記 IACの仕様を読んで、アイドル状態のLOGを取ってみた。 エンジンon 〜 暖機運転を終え、アイドリングは正常。
         アイドルバルブ位置は、40となっていた。上記の< IACの仕様 >では、20〜40となっているが、ギリ範囲内。 IACVのリセットを
         した後で、この数値は変だ。 アイドル回転数は、906rpmで正常。 スロットル開度の数値が、0.14Vと低い。 
         これも、上記< 補記 スロットルセンサー取付 >に記した方法で取り付けているのだが、これでは、スロットルセンサーの異常とECU
         が判断しかねない数値だ。 普通は、0.3V〜0.6V程。 スロットル取付の微調整域は既に限界だし、センサー自体を変えて見るか。


< 正常時 >



         スロットルを若干(1mm程)開けて、戻すと .... アイドルアップを保持した。   やはり治っていない。
         回転数は、正常時から200rpmも上昇。 アイドルバルブ位置は、58で開いている。 アイドル速度偏差が、26から339と上昇。
         点火進角オフセットは、0で別段制御はしていない。

         この速度偏差とは ? 何に対する偏差なのだ ?  ここら辺が、ヒントになりそうだ。



< アイドルアップ時 >






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