AUDI TT D
2025年12月30日
キャンバー角 測定
フ
ロント左 ドラシャブーツの交換で、外したくはないボルトを外す破目になった。このボルトは、キャンバーに影響が出る。
外す前にマーキングし、組み立て時に合わせたが、それは当てにならない。また、購入以来計った事はないので、基準値から
外れているのかも解らない。この際、計ってみる事にした。
キャンバー角の基準値は、整備書に書いてあったので載せて置く。
フロント : −45’±30’(スタンダード サス ) −58’±30’(スポーツ サス)
リア : −2°±20’
では、測定する。 空気圧を規定値に設定して、水平基台に車を停車する。測定器は、20年程前に作った物を使う。
久々にラボから引っ張り出す。
測定器の電源を入れて、水平基台上の測定するタイヤの傍に置く。Adj.Push swと表示されるので
リセット用スイッチを押して、リセットする。 すると、X、Z座標が、0°にクリアされ測定モードに入る。
Z方向が、画面に垂直な軸でキャンバー角に当たる。X軸は、画面に水平方向の角度を測定する。
精度は、共に 0.01°で設計している。
測定に入って、マズイ事に気付いた。ホイールの面が、中心部で盛り上がっている。 盛り上がっていない所は
ホイールの窪んだ所。 この窪みを垂直にする様に停車は不可能。これでは、タイヤの直径上に基準面を載せれない。
そこで、木材加工。 窪んだ所に基準面を載せ、中心部に雲台を追加した。これで、水平方向を0°に合わせる事が出来る。
下が、上の拡大。水平方向が、ほぼ0°になる様に雲台を左右に振った後、Z方向の角度を読み取る。
実際に測定した結果が、下の様になる。
< フロント 右 >
全車輪を測定した結果が、下。
規定値
測定値
フロント
右
−45’±30’
−45’
左
−90’
リア
右
−2°±20’
−4.0°
左
−3.6°
ドラシャブーツの交換で、やはりフロント左がズレていた。右側は、問題のボルトを外していないので、規定値だった。
しかし、後輪の状況は酷い。これは、調整する必要が有る。
後輪の調整を見てみるが、 ん ? 出来るのか ?
タイヤを外して見ると、トレーリングアームにハブキャリアが乗っかている状態だ。
良く解らないので、ブレーキキャリパーをずらして見てみる。キャンバー角調整は、シム以外に無さそうだ。
しかし、2°もポジ側に振る為のシム厚さは、とんでもない厚さになってしまう。ハブを固定するボルトに
シムを咬ませる事になるが、この高さは地上から350mm有る。三角関数で計算すれば、即無理だと解る。
何故、キャンバー角が2°も規定値からずれたか ? トレーリングアームのブッシュ劣化か。
まあ、4°これくらいなら問題はないだろう。 ブッシュの交換 ? しない。
ただ、コーナリング時に突然リアが流れる事があるので、やはりキャンバー付き過ぎかと思う。
因みにこれ、高速ではない。 車重も有るし怖いのだが。